↑(スルメになった管理人) ・管理人について ・HN ブタの写真Ⅹ ・一言 ただの人間には興味ありません。この中にレゴファン、SWファン、超能力者がいたら私のブログに来なさい!


by butanosyasinx
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<   2007年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧

「暗黒和妖」・BONE

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町を見下ろす山の中腹に、古い墓があった。
人々から忘れ去られ、風化して角が丸くなりコケがこびり付いたまま、何年もそこにあるその墓は、かつてここを治めていた大名の家臣のものであった。
しかしその家臣は不幸な運命を辿り、夏祭りの夜に殺されてしまった。

今年も祭りを締めくくる花火が打ち上げられ、夜空に赤く綺麗な花が咲いた。
私は自分の墓石に腰掛け、それを眺めていた。

ここで何回、花火を見てきただろうか……。

ふと、そんな事を思った。
私は毎年、夏祭りの夜になると、目を覚まし墓から這い出てきてこの墓石に座り、花火を眺めるのだ。

夜空に最後の花が散った。
今年の夏祭りも、もう終わってしまった。

私は家路につく人々を、山から見下ろしながら、不思議な喪失感を覚えた。

あぁ……。

人々の影が、まだ生きていた頃の私と、そして私を殺したあいつに重なってみえた。
気が付くと、自然に足が町の方へと動いていた。

あいつが憎らしい……。

強く握った拳から、骨がこすれ合う音が聞こえた。

山のふもとまで下りてきたとき、ふらふらとおっかない歩き方をする人の影を見つけた。
酒で酔った男だ。
どうやら祭りで相当飲んだようだ。

気付かれないよう近寄ってみると、男の体は不快なほど酒臭かった。

そして、その男は恐ろしいほど”あいつ”に似ていた。

私は理性を忘れて、男の首を両手で締め上げた。
酒で真っ赤だった男の顔は、みるみる青くなっていった。

その時だった。
背後から何者かに体を殴られ、足の骨が砕けた。
私は男から手を放し、その場に倒れた。

すっかり酔いの覚めた男が、恐怖の色を浮かべ走り去っていった。

振り返ると、そこには笹笠をかぶった、人間のような影が立っていた。
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今回も、ストーリー長くなってしまいました。^^;
「暗黒和妖」第三弾の「BONE]です。
名前の通り、骨をイメージした作品で、腕と足と腰は露骨にペグが剥き出しになっています。
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そして、今回力を入れた、頭です。
意外性を狙って目を片方スコープにしてます。
口には歯を付けたかったので、ウルフの頭を逆に取り付けました。
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ホントは↑みたいに腕の取れた状態にしていたのですが、かっこわるかったのでボツにしました^^;

と、今日は眠いので、ココまでにします。(何
ではでは・・・
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by butanosyasinx | 2007-06-28 23:17

アチャー(><)

こんばんわ。
ブタの写真Ⅹです。

突然ですがブログ更新の命とも言えるデジカメがぶっ壊れてしまいました。

撮り貯めしておいた作品があったので良かったですが、修理に時間が掛かっちゃったらちょっとマズイ状況です^^;

それと、更新が滞り気味なので明日くらいにはちゃんとした記事を書こうと思っています。
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写真が無いのも寂しいので新作でも載せときます。
Toa-Juさんの作品をパクり……いや、参考に作ったら結構完成度が高いのができました。
ではでは。。
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by butanosyasinx | 2007-06-21 22:38 | その他

「暗黒和妖」・糸垂らし

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夏祭りの帰り、少年は、まだ小学生になりたての妹の手をつないで家へと歩いていた。
すでに日は落ちてあたりは暗かったが、一定の間隔で建っている電灯が夜道を照らしてくれた。

「お祭り、楽しかったね」

華やかなピンクの浴衣を着た妹が、無邪気に少年の顔を見上げる。

「うん」

妹と色違いの青い浴衣を着た少年が、うちわを扇ぎながら応える。

少年が、ふと顔を上げてみると、大きな蔵の前を通り過ぎようとしていた。
その時だった。妹が「ねぇ、あそこから変な音がしてない?」と、不安げな顔をして蔵の方を指さした。

「えっ?」

少年は耳を澄ましてみた。
最初は何も聞こえなかったが、やがて蔵の中から

コツコツ、コツコツ

と、音が聞こえてくるのに気付いた。

なんだろう?

好奇心に負けて、少年はゆっくりと蔵の戸に手をかけた。
ふると、ふだん鍵の掛かっているはずの戸がスッと開いた。

泥棒かな?

少年は、そう思って少し身構えた。

「お兄ちゃん……」

後ろから震えた声がした。

「大丈夫、すぐ戻るから。お前はタトで待っときな」

少年はわざと明るい声を出して妹をなだめた。

蔵の中は静寂に包まれていて、泥棒の「ど」の字もなかった。
その時、ふと床に目をやると何かが落ちているのを見つけた。

仮面だ。

真っ黒で、眉間に細い傷跡のついた仮面。
その不気味な仮面に少年は少し寒気を感じたが、それとは裏腹に少年の腕はいつの間にか仮面へと伸びていた。

まるで仮面に取り憑かれたようだ。
背後で「お兄ちゃん……」と、細い声がするのも耳に入らない。
蔵の天井にへばり付き、暗がりに身を潜めていた化け物が、仮面に結びつけた糸をたぐり寄せている事にも気づかずに、ただ一心に仮面を握っていた。

「お兄ちゃん……」

恐怖でその場に凍り付いていた妹は、天井の暗がりに吸い込まれていく少年を、ただ見ているしかなかった。

もちろん、彼女の後ろに笠をかぶった、もう一人の影がいるとも知らずに。
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スイマセン、いくらなんでもストーリー長すぎますね^^;
すでに作品紹介の域を超えてるし。

という事で、今回は、前回紹介した「妖狐」と同じシリーズを組む、「糸垂らし」です。
これは、「妖狐」を作った後に、他にも日本の妖怪っぽいのを作ってみたいな~と思っていた矢先に思いついた作品です。
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今回の作品の工夫点の一つである頭。
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最初は↑のようにトックのマスクを裏返した顔にしようと思ったんですが、やっぱり一度使ったネタだったのでやめました。
代わりにマスクの中で一番不気味(?)なザグタンのマスクを使いました。
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最後に狩り(?)の図です。
なんか雰囲気出てませんか?(何

では。。。
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by butanosyasinx | 2007-06-07 22:16 | バイオニクル

妖狐(ようこ)

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夏祭りが終わると、祭りの見物客達は潮が引くようにいなくなり、夜の町は静寂に包まれた。

そんな町の一角に人影があった。
まるで獣のような風貌をしたその影は町の中の道を静かに歩いて、時おり爪が変化してできた仮面の隙間からギラギラと光る目を覗かせて、横に立ち並ぶ家々をうかがっている。

どの家からも一家団欒で楽しそうな声が聞こえてきた。

おそらく、今日の祭りの話をしているのだろう。
これからこの幸せそうな家を襲いに行くのだ……。

そう思うと影は、思わず不気味に鋭い歯をむき出しにして、笑みがこぼれた。

どの家を襲おうか……。

そんな事を考えながら影はしばらく町を徘徊した。

ふと足許(あしもと)に目をやると、仮面が落ちているのを見つけた。影はそれを拾い上げた。
あたりの闇夜よりも真っ黒な仮面で、眉間に細い傷跡が付いていた。

その時、楽しそうな子供の笑い声が聞こえてきた。影は頭をあげた。

どうやらその声は、目の前にある家から聞こえてきたようだ。
影は窓から漏れる明かりと子供の声を立ち止まって聞いていたが、やがて決心した。

よし、ここにしよう……。

体をすっぽりと包んだマントの下から、影は鋭いかぎ爪の付いた手を出した。
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ストーリーちょい長いですね^^;

妖狐は「天帝妖狐」という小説からアイディアを得て作りました。
名前の通り、狐の化け物(妖怪?)で、名前の方も↑の小説から取りました。
(「天帝妖狐」は横のライフログにも登録しているので、興味のある方は是非読んでみて下さい。面白いですよ)
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今回の作品の一番の見所ともいえる顔です。
なんかオオカミっぽいですが、狐なんですよ^^;
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最後に体がよく見える写真のアップです。
暗くて分かりずらいですが、体はこんな構造になっています。
今回もオリジナルの体を使っています。

今回の「妖狐」はシリーズ物作品の1つだったりします。
シリーズ名はまだ決まっていませんが、次回作を紹介するときにでも発表しますね。
ではでは。。。
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by butanosyasinx | 2007-06-01 20:35 | バイオニクル